誰でも人生で1回は引越しを経験したことがあると思いますが、その場合の業者選びには迷われたのではないでしょうか。
日本には大小合わせて非常に多くの引越し業者が存在しており、それぞれ特徴や料金体系が異なっています。
その中から自分達に合ったサービス内容の業者を選ぶことが大切ですが、言う程簡単ではありません。
私もこれまで大学進学や就職、結婚や転勤などで6回ほどの引越しを経験していますが、毎回業者選びには悩んでいます。
最初に自分で全ての手配をしたのは就職した後の最初の引越しで、近距離の移動だったので専門業者ではなく人手とトラックなどだけを提供してくれる便利業者のようなところへ依頼しました。
一人暮らしだったので大型家具もないし、荷物量も少なかったのでコンパクトなトラックしか持たない業者でも問題なかったのです。
何より、こういった業者は専門性もそれほど高くなく、保証なども不十分だったのでその分費用が非常に安く済ませることができます。
就職したてで余裕もなかったため、とにかく費用の安い業者を探したのです。
その結果、引越当日にやって来たのは中高年の男女2人で、家具の運び出しや対応なども決して満足できるものとは言えませんでした。
無愛想で不親切でしたし、壁や家具を傷つけないための養生なども一切行われませんでした。
費用が安いので仕方ないと言われればそれまでですが、今にして思えばあれでよくトラブルなく引越を済ませられたと思う程です。
ここで専門的でない業者を利用することには懲りてしまったため、次の引越からはよく名前を聞く引越専門業者を選ぶようになりました。
私が引越業者を選ぶ際に気を付けたのは、やはり対応をしっかりしてくれるかどうかという点でした。
学生の頃の引越しでは、紙袋に入れていた重量のある健康器具を運ぶ途中に業者がアパートの階段から落としてしまい、壊されてしまった経験があります。
その時はあまり使っていなかった健康器具だったので、処分を引き受けてもらう代わりに弁償を請求したりクレームを入れることはしなかったのですが、今思えばもう少し業者としてきちんとした対応があっても良かったのではないかと思います。
仮に大切にしている家具を不注意で壊された場合は、穏便に済ませることなどできません。
現場の作業員で対処できることは限られるかもしれませんが、具体的で誠意のある対応ができるか否かでその業者の体質やサービス内容の高さを伺い知ることができます。
こういった対応をしっかり行ってくれる業者は信頼できる相手であることが多く、作業員に対する教育なども入念に行っているため質の高いサービスを提供してくれる可能性が高くなります。
引越は大切な荷物を預けて運んでもらうという特徴上、やはり信頼できる業者に依頼するというのが最も大切だと思います。
このため、業者選びをする場合は、まずサービス内容や実績がしっかりしているかどうかを調べることが重要です。
インターネットでその業者の利用者の口コミや感想などを調べれば簡単に見つけることができるので、正式に依頼する前に必ず一度はチェックしておくことをおすすめします。
知名度があっても意外と不満な点が多い業者も存在するので、単純に名前が知られているからと盲信するのは危険です。
また、信頼度以外にもやはり費用の高さも選ぶポイントになります。
遠距離であったり荷物量が多い世帯などは費用もかなり高額になることもあるので、節約のためにもできるだけ費用の安い業者を探したいところですよね。
私も何度か引越を繰り返すうちに、安い業者を見つける方法を知ることが出来ました。
最近私が業者選びをする際に利用しているのが、見積もりを一括して依頼できる専門サイトです。
転居先や荷物の量などをざっくりと入力すれば、後日そのサイトに登録している複数の業者から見積もりの連絡が来るようになります。
正確な見積もりは実際に家の中を見て荷物量を確認する必要があるので、いつ見積もりに来るかという話をまずは行います。
複数の業者から見積もりに来てもらうことで、その中から最も安く見積もってくれた相手と契約することができます。
自分で業者を1社1社探したり見積もりの依頼をかける必要が無く、一度の入力でまとめて依頼することができるので非常に便利です。
引越業者間でも顧客を獲得するために価格競争が激しくなっているので、複数の業者に見積もりをしてもらうことでどんどん費用を安く抑えることもできます。
特に、3月や9月などの転勤シーズンを除いた閑散期であれば繁忙期と比べて半額程度で引越を終えることもできるので、時期を自由に選べる場合は繁忙期を避けるようにすると良いでしょう。
また、引越前に不要な荷物や大型の家具を処分しておくと、トラックが小さくて済むのでその分費用もかなり安くすることができます。
このように様々なポイントで費用を節約することができるので、満足できる引越を行うためにも覚えておくと良いでしょう。