引越は新しい住居や環境への期待でワクワクする一方、業者選びから様々な手続きなど実際に行わなければならないことが多すぎて困ることも多いものです。
中でも大変なのが、やはり荷造りです。
一人暮らしでも相当な段ボール数になりますが、これが家族での引越しともなると50箱を優に超える量になることもあります。
私も独身の頃から結婚して子供が生まれた後まで5回以上の引越しを重ねてきましたが、毎回荷造りには苦労させられます。
引越のたびにいらないものは処分しているはずなのですが、それでも毎回驚くほど多くの荷物が出てくるのです。
これらの荷造りをスムーズに進めるためには、いくつかコツがあります。
私の場合、まずは使っていないオフシーズンの衣類からどんどん箱詰めしていきます。
引越経験がなかった時期には、オフシーズンの衣類はクローゼットの奥深くに押し込められていることも多いのでつい後回しになり、先に取りだしやすい場所にある衣類から荷造りしてしまっていたのですが、これだと引越までにまだ必要な衣類まで詰めてしまって、後で慌ててダンボールの中を探し回るということが何度もありました。
一度詰めてしまった荷物をもう一度開けて必要なものを取り出し、また元通りに詰め直すというのは思った以上に重労働で心も折れます。
効率が非常に悪くなってしまうので、引越の荷造りはできるだけ使っていない物やすぐには必要ない物から行うのがおすすめです。
オフシーズンの衣類の他には、食器や本、子どものおもちゃなどもすぐに必要ないので早々に詰めてしまって構わないでしょう。
引越業者と契約すると、ほとんどの業者が荷造り用のダンボールやガムテープなどの備品を無料で提供してくれます。
新品の綺麗なダンボールなので心配もありませんし、世帯人数や料金と照らし合わせて一定量までなら全て無料で貰うことができます。
あまりに荷物が多い場合は、超過した分のダンボール代を支払う必要もありますが、ほとんどの世帯で無料分を超えることはないでしょう。
業者によっては無料で貰える備品の数が少ないこともあるので、契約前にその点も確認しておくことをおすすめします。
業者がくれるダンボールには大きいサイズと小さいサイズがあり、それぞれ中に詰めるのに適している物が分かれています。
例えば、大きいダンボールはかさばるものやまとめて詰めておきたいもの、重量の軽いものを数多く詰めるのに適しています。
小さいダンボールの場合、壊れやすい物や重量のあるものをコンパクトに詰めるのに役立ちます。
重量は意外と見落としがちなのですが、荷物を大切に運ぶためには注意しておいた方が良いでしょう。
例えば、大きいダンボールに目いっぱい本を詰めてしまうと重すぎて持ち上げられないこともあります。
引越業者の作業員は力のある男性が多いので、多少重いものでも難なく持ち上げることができるのですが、持ち上げられたとしてもダンボールの方が重さに耐えきれなくなって搬送中に底が抜けて本が落ちてしまうこともあります。
こういった事態を避けるためにも、ダンボールの大きさと中に詰める物の重さには十分注意しておきましょう。
重い物はまとめて小さいダンボールに詰めるか、大きいダンボールに軽いものと半分ずつ入れるようにすると良いでしょう。
引越前日になると、冷蔵庫の中に残っていた調味料なども荷造りすることになります。
開封してある調味料などはすべて捨てて新しく買うという人も多いでしょうが、開封したばっかりや高価な品の場合は簡単に捨てることができず、荷物として新居へ持っていくこともあります。
私も醤油や酒、油などはもったいなくて捨てられなかったので、持っていくことにしました。
この時、キャップを締めただけの状態で単純にダンボールに詰めてしまったのですが、これが大失敗でした。
キャップの締まりが悪かったのか搬送中に緩んでしまったのか分かりませんが、新居に着くと中身が零れて染み出してしまっていたのです。
幸いそのダンボールの下にあったのは食器類だったため醤油が零れても大きな被害はありませんでしたが、もしこれが衣類の入ったダンボールだったとしたら最悪なことになっていたでしょう。
他の荷物がダメにならないように、こういった調味料など液体状のものは必ず密封できる袋などに入れ、絶対に中身が零れないように注意しておくことをおすすめします。
※参考になるサイト
引越しのやることチェックリストを作っておくと色々便利!
このように、引越しの荷造りにはスムーズに進めるためのコツがいくつかあります。
もちろんこの通りにしなくても問題なく作業を進めることはできますが、効率が悪くなったり手間がかかるのであまり良いこととは言えません。
引越しには他にも住所変更やライフラインの手続きなどやることが多いので、荷造りはできるだけ効率よく行った方が良いと思います。
不要なものは思い切って処分して、新居に持っていく荷物を減らすなどの工夫も役立つので積極的にしておきましょう。
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